本の海を泳ぐとぅーん

ー本の海を泳ぎ、しゃべって、動いて、泣くー

【小説】『太陽の子』灰谷健次郎

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ツイッターでフォロワーさんに紹介してもらった本
灰谷健次郎さんの『太陽の子』
2019年度のベスト本にはいる本

冒頭文

 オンブバッタが三匹も重なって飛んだので、ふうちゃんは大声をあげた。
「はやく来てえ!」
 おかあさんは、またかという顔をした。
「六年生にもなるのに、いつになったらおとなになるんだろうね。この子は七十歳になっても子どものまンまかもしれん。エライ子を生んでしもうたなァ、おとうさん」
 と話しかけた。


既に亡くなっている作家さんの本で
最近の本の探し方ではなかなか読むに
至らなかったであろう本
Twitterを始めたおかげで出会えた
とてもよかった本

心をえぐってくるというほどではないし
やさしくなでてくれるわけでもない

なにか鈍器のようなものでなぐられるようなかんじ
普段無意識に目を背けているもの
気付いていないことを気づかせてくれる
とても力強い小説



灰谷健次郎

児童文学作家で2006年に亡くなっている

そもそも児童文学というジャンルはあまり詳しく知らなかったが
江國香織さんや上橋菜穂子さんや
佐藤多佳子さん森絵都さん
このジャンルに属する作品を書いて
賞をもらっている


12歳以下の人が対象で
挿絵などが多いものなども含まれるそうだが

この
『太陽の子』

は全然そんなかんじではない
たしかに主人公は小学生で
読みやすく書かれてはいるが
内容は大人が読んでも強い衝撃を受ける

代表作としてはこの『太陽の子』のほかに
『兎の眼』がある

『太陽の子』がとてもよかったので
『兎の眼』もぜひ読んでみようと思う

太陽の子

あらすじはこちら

ふうちゃんは、神戸生まれの女の子。おとうさんとおかあさんは沖縄出身で、神戸の下町で琉球料理の店「てだのふあ・おきなわ亭」を営んでいる。やさしい常連さんたちに囲まれて明るく育ったふうちゃんだが、六年生になった頃、おとうさんが心の病気で苦しむようになる。おとうさんの病気の原因は何なのか?ふうちゃんは、「沖縄と戦争」にその鍵があることに気づきはじめる…。戦争は本当に終わっているのだろうか。なぜおとうさんの心の中でだけ戦争は続くのか?今、日本人が本当に知らなくてはならないことがここにある。

沖縄から疎開してきた人々のお話
小6の少女ふうちゃんが
家族や友人、同じように疎開してきた人々
学校の先生との対話を通して


「生」と「死」に真剣に向き合っていく物語

特に自分のような平成生まれは
日本の苦しい時代を知らない
平和で豊かな日本しか知らない

今の自分達の生活というのが
多くの人の方たちの努力、犠牲、死の上に
成り立っているものだと
しみじみと感じることができる作品


「死」や「戦争」と向き合う怖さと
必死に戦うふうちゃんにはひたすら心を打たれるし

伝えていいものか
と悩みながらふうちゃんに接する大人達
の苦悩や葛藤を思うと
とても苦しい気持ちになる


大切なことから目を背けずに
生きていくということの大切さを
まざまざと体験できる本当に素晴らしい小説だった

2つほど本文引用

私をかわいがってくれる人を、わたしがよく知らないとしたら、わたしはただ、人に甘えているだけの人間になります。わたしをかわいがってくれる人は、わたしをかわいがってくれる分だけ、つらいめにあってきたのだということが、このごろのわたしには、なんとなくわかるのです。だから、わたしはいっそう、みんなのことを知りたいのです。知らなくてはならないことを、知らないで過ごしてしまうような勇気のない人間に、わたしはなりたくありません。


いい人ほど勝手な人間になれないから、辛くて苦しいのや、人間が動物と違うところは、他人の痛みを、自分の痛みのように感じてしまうところなんや。ひょっとすれば、いい人というのは、自分のほかに、どれだけ、自分以外の人間が住んでいるかということで決まるのやないやろか

チャートはこんな感じ

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メッセージ性が強く
読了感はずっしりより
実際に人が死ぬような切なさはない
人として黒い部分はでてこないから
人物像は理想より
てかんじ

まとめ

  • 児童文学作家の灰谷健次郎さんの作品

  • 他の代表作は『兎の眼』

  • 主人公の小学生ふうちゃんを通して「戦争の過去」「死」向き合う機会を提供してくれる本

普段無意識に目をそらしているようなことを
目の前につきつけてくるこの『太陽の子』のような
作品は大切にしないとけないですね

少し苦しくもなりますが
楽しいだけではなく
考えさせられる機会を与えてくれることも
作品に触れるメリットの1つですね

【ビジネス書】『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン 高橋瑠子 訳

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『エッセンシャル思考』
グレッグ・マキューン 高橋瑠子 訳



 エッセンシャル思考とは、まさに「より少なく、しかしより良く」。 ときどき思い出したようにやるだけでは、エッセンシャル思考とは言えない。新年の抱負で「もっと仕事を断ろう」と宣言してみたり、たまに思い立ってメールボックスを整理したりするだけでは駄目だ。そうではなく、「今、自分は正しいことに力を注いでいるか?」と絶えず問いつづけるのが、エッセンシャル思考の生き方である。
 世の中には、ありとあらゆる仕事やチャンスが転がっている。その多くは悪くないものだし、かなり魅力的な話も少なくない。だが、本当に重要なことはめったにない。エッセンシャル思考を学べば、そうした玉石混交のなかから、本質的なことだけを見分けられるようになる。


本当の本当に重要なことだけに集中するのが

「エッセンシャル思考」

やることを減らし
人生をシンプルにして
本当に重要なことだけに集中する
生き方


エッセンシャル思考が目指す生き方は
「より少なく、しかしより良く」


スティーブン・コヴィー著の
『7つの習慣』の前半の内容に通じるものがある


前半の自立のための習慣のゴールが
第3の習慣
"最"優先事項を優先せよ

優先事項ではなく
最も優先すべきこと
に注力する

この意味するところと
エッセンシャル思考は似ている


大事であることがわかっても
実戦するのは非常に難しい

だからこそ具体的にできることを見つけて
ひとつずつでもやっていく必要がある

その方法を知るのに適した本

 小さく始めて、日々の小さな進捗を評価する。それを何度も何度も繰り返す。最初から壮大な目標を立てるより、そのほうがずっと遠くまで行ける。
 小さな達成を繰り返せば、目標までの道のりは楽しく、満足感に満ちたものとなる。


エッセンシャル思考を実践するには
見極める→捨てる→しくみ化する

それぞれについて
具体的な方法が
5つ程度の章にわかれて紹介されている


「しくみ化する」のところは
あまり印象的な部分はなかったので
この記事では
「見極める」と「捨てる」について紹介する

見極める

見極めるためにはなんといっても
基準が必要


その基準は自分がなにをしたいか
ということになる

やりたいことを探すときは

「自分は何が大好きか?」「自分は何がいちばん得意か?」「世の中の大きなニーズに貢献できるのは何か?」

この3つが使いやすい検討項目

自分が大切にするもの
自分の人生での目的 というものを

定期的に見直す時間をとる必要がある

より詳しく自己分析をしたければこちら

www.thun-fine.com

基準があればあとは選択肢の検討ということになる

正しいことを、正しいときに、正しい方法でやる。そのためには、基準を厳しくするしかない。エッセンシャル思考の人は、たっぷりと時間をかけて選択肢を見くらべ、意見を聞き、話し合い、熟考する。無駄に悩んでいるわけではない。大量のどうでもいいことのなかから、少数の本質的なことを見極めようとしているのだ。


突然舞い込んできたチャンスを正しく選別するためには、次の3つのプロセスを踏むといい。
①そのチャンスについて、記述する
②考慮するに値するチャンスの「最低限の基準」を3つ書き出す
③考慮するに値するチャンスの「理想の基準」を3つ書き出す
最低限の基準を満たしていないチャンスは、もちろん却下。そして、理想の基準を満たしていないチャンスも、やはり却下しよう。すべて満たしているものだけが、考慮に値するチャンスだ。

明確な基準に基づいてじっくりと比較検討する
たくさんのことがやれないからこそ
見極めに時間をかける
これがエッセンシャル思考の考え方


時間は有限である以上
やはりなんでもかんでもやりきるわけにはいかない
その結果全部中途半端みたいなことは避けないといけない

「これは本当に重要なことか?」
と考えることが大切


そうはいっても 特に自分のように経験値の低い人の場合は
目の前の未知のものに飛び込んでみる
与えられたものは有無を言わず全力で取り組む
ということも重要


目の前の
未知のもの、与えられら仕事は
重要なこと
という時期はあってもいいんじゃないのかな?

捨てる

基準が明確になって やりたいこととやらないことの線引が明確になっても
まだ次の関門がある

やらないことをしっかりと「捨てる」ことだ

捨てるのときに大変なのはやはり
他人に対して「ノー」を言わねばならない点

 「できる人は『ノー』と言う。『これは自分の仕事ではない』と言えるのだ」  不要なことを捨てるためには、誰かにノーを言わなくてはならない。しかも、頻繁に。なるべく相手を傷つけず、うまく頼みを断るためには、勇気と思いやりが不可欠だ。


 エッセンシャル思考の人は、みんなにいい顔をしようとしない。時には相手の機嫌を損ねても、きちんと上手にノーを言う。長期的に見れば、好印象よりも敬意のほうが大切と知っているのだ。

ノーを言って相手の機嫌を損ねることがあるかもしれない
ちょっとしたチャンスを逃す機会が増えるかもしれない

それでも大きな目標の実現のためには
勇気と思いやりをもって
ノーを言う必要がある

実際ノーを言ったことによって嫌われるような相手には
そもそも都合のいい人としか思われていないわけだ

好印象を求めずに
やることとやらないことを明確にして
芯をしっかりともって活動する人にこそ
信頼は集まる

人気と信頼は違う
ということは『革命のファンファーレ』に
書いてある話であるが
大切な考えだ

明確な基準に基づいた上でやらないことであるならば
思いやりと勇気をもってノーを言おう!

まとめ

  • 自分の「大好き」「得意」「世の中のニーズ」を分析して本当に大切なこと、自分にできる貢献を見つける

  • いろいろな選択肢を比較検討したうえで本当に重要なことを見極める習慣を身につける

  • 明確な理由のもとでノーを言うための基準と勇気と思いやりを身につける

ともするとやらない言い訳になってしまったり
可能性を狭めることにもなりかねないような気もするし

厳しい基準の上で他人にノーを言い続けることは
かなり難しいと思いますが

自分の人生の目標、基準を見直し
ついついやってしまう、ノーと言えてないものを
見直そうと思います

エッセンシャル思考というものが
どういうものかということを知っておく価値はあると思います!
すべてを取り入れないにしても何かしらの気付きやToDoがあるはず!


以上、
読んでいただきありがとうございました

フォロワー1000人への道のり 【その4】5月末

先月目標は修正して

現在の目標は

 

<成果目標>
Twitterのフォロワー1000人
(9月末まで)


ブログ月1000PV
(9月末まで)


  <行動目標>
ブログ100記事書く


結論からいうと
ツイッターはめちゃ順調で
ブログはやばい

てかんじ
 

Twitterのフォロワー1000人

先月末に3ヶ月でいけそうだけど
とりあえず6ヶ月とか弱気なこと言ってたのに
結果はこんなかんじ(2019.6.2)

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アカキンさんとノウルさんのノートを見て実践した結果
想像以上に増えた
一ヶ月目を超えるペースで増えた
途中から少しフォロバ率を下げて
FF比を気にしてみたりした

1000人は今までのようにツイートしていけば
6月中にはいく


ツイートはルーティーン的に
朝7:00くらいのおはようツイート
18:00過ぎの読書垢のメリットみたいなツイートをしている


あとは読了ツイート をしている

夜に今日成し遂げたこと
あるいは今日の1文
みたいなことしたい気もする



ツイッターで意識していたことは

①「読書+SNSの魅力を発信する」という目的に沿って発信すること

ターゲットというよりは
目的を重視している


純粋に読了ツイートをしているアカウントを
期待している人からすると
違うと思われてしまうかと思ったが
案外そうでもなく
フォロー解除率はほとんどなかった

とりあえず発信内容は一貫していると感じてもらえたのだろうか
そうだといいな


他に意識したことは
その目的のために

②「読書垢はじめました」さんを
 見つけたらリツイートすること

読書垢はじめましたのいいね獲得数は
結構すぐに100超えててすごい


その他Twitter一般的なこととして

③リプは積極的に送るし
 きたら必ず返す

④企画は相変わらずあんまり参加しなかった

⑤質問箱は一応設置した
けどあれの解答が多いタイムラインあんまり好きじゃないので
解答は間隔を空けるようにした



フォロワー数以外の指標としては
エンゲージメント率は4%くらいで
おはようツイートでは平均30くらい
読了ツイートでは平均50くらいのいいねはくるようになった

本を列挙するようなツイートがとてもうけが良いことがわかった


ミステリの読み方のアンケートをとってみたり
恩田陸さんのおすすめ本募ってみたりと
反応してもらうためのツイートもできてきた

リプをもらえることも増えてきて
嬉しい言葉をかけてもらえることも増えてきて
非常に充実している

フォロワー1000人の先には
2000人も目指しつつ
読了ツイートでいいねが100を超えるような
ところをとりあえず目指したい

正確に言うといいねがこなくてもいいんだが
いいねがくることで
ツイート自体を見てもらうことが増えるはず

普段読書しない人にもツイートを
届けるにはフォロワーの多さといいね率が大切なのだ

その上で読書の輪
あるいは趣味をアウトプットする輪を
広げるためにできることを考える
あとはせっかくだからオフラインでの交流を
目指してみようかな

フォロワーを増やすためにヘッダーは
もっとわかりやすくする

Social Dogというものも導入したので
有効活用しようと思う


いろんな人と交流して
趣味がより楽しくなるし

こうやって目的を考えて
そのための行動を考えるという行為ができる
Twitterはやっぱり素晴らしい

ブログ100記事、月1000PV

ブログ記事は31→41なのでかなり少ない
7つの習慣の記事が一個一個めっちゃ長くなって
1つ書くのに時間がかかりすぎた


朝に書く時間を確保しようとしたが
思ったように書くのが進まなかった

6月は会社も本格的に始まってしまうが
ブログも書き続けていきたい


検索で表示させることや
収益化の勉強もしつつ

列挙型のような記事をかけたらいいのかなと思う

ただ列挙型書くためにも
個別の細かい記事はやっぱりあるべきだと感じる


列挙型からうまく検索に引っ掛けることができるようになれば
いいことになるんだじゃないだろうか
というのが一応の仮説

とりあえず記事最低15は絶対に書く

ToDo

  • Twitter目的再考

  • Twitterヘッダー改善

  • ブログ更新する

  • ブログ収益化について学ぶ

  • アカキンさんの新しいnoteを読む

  • SEOについて学ぶ

【ビジネス書】『7つの習慣』スティーブン・コヴィー part3

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『完訳 7つの習慣
人格主義の回復』

スティーブン・コヴィー  


全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。



原著が1990年に刊行され
世界中で大ヒットした名著

ちょっとずっしりしていて
読みきるのは大変だが
すべての人におすすめしたい


個人としてのあるべき姿
そして対人関係を重視したときのあるべき姿
が書かれている

part 1  第1ー3の習慣

part 2 第4ー6の習慣

part 3 第7の習慣


ということで今回は
第7の習慣の紹介

part1、part2はこちら

www.thun-fine.com

www.thun-fine.com



第7の習慣は
刃を研ぐ

刃を研ぐでは
1-6の習慣をより効果的にするためにも
常に再新再生を続けていく必要性が説かれている

特に

  • 肉体

  • 精神

  • 社会・情緒

  • 知性

の4項目を鍛えていく

7つの習慣ではこの肉体は
"身体"の健康に関することだけだが
もっと広く
「生きる」に関係すること
衣食住といった暮らしに関係する
習慣をここにいれて良いと思う
お金に関する習慣も入れて良いと思う


精神は"spirit, mind"のイメージ
「貢献する」という行動に結びつくような
人生のモチベーションに関わるようなものの話


社会・情緒は"mental"のイメージ
「愛する」という行動に結びつくような
心の癒しに関わるような話
人間関係や趣味などがここに含まれる

社会・情緒は
人間関係と趣味
とかに分けてもいいんじゃないかな
と思うので分けた

知性は単に知識だけではなく
「学ぶ」に関係することで
スキルを身につける習慣も
ここにはいる


この4つ

もう少し細かくしてもいい気はするし
実際に自分はもう少し細かくして理解しているが

実に網羅度が高いと思う


この4つの充実が
人生の目的であり手段である

どれも独立ではなく
それぞれを鍛えていることによって
らせん状に自分磨きを続けていくことができる

意識していないとどこかがおろそかになりそうだが
全てに意識を向けておく必要がある


ということで今回は

それぞれに関する習慣を書き上げてみる

個別に書くとすっごいことになるので
それは別の記事で

肉体

肉体の健康の習慣といえば

  • 運動

  • 睡眠

  • 食事


の3つに関する習慣があげられる
あとは医療の知識とかもはいる

<運動>

  • 家での筋トレ

  • 外でのランニングやウォーキングなどの有酸素運動

  • ヨガやストレッチをする

  • ジム通い

<睡眠>
睡眠の質を上げるためにやることとしては

  • 7時間の睡眠

  • 朝日差しを浴びる

  • カフェインは15時頃まで

  • 寝る直線の熱い風呂や食事は避ける

  • 寝る直前のスマホは避ける

  • 日中の運動

<食事>

  • 炭水化物は控える

  • 血糖値の制御が大切

  • マーガリンは最悪

  • ポテチと清涼飲料水は最悪

  • 野菜、豆、魚は素晴らしい

暮らしの方は今回は飛ばす

精神

冒頭でも触れたように メンタルよりはスピリットに関するもの

  • 日、月、年毎の目的の設定

  • 毎日を振り返る

  • 定期的に自分の人生のミッションを見直す

  • 言動をポジティブにする

  • 刺激を受ける仲間と話す

社会

人間関係のこと

  • 家族との時間を確保する

  • 会いたい人にはすぐに会いに行く

  • give-give-giveの精神で生きる

  • 挨拶をする

  • 感謝する

ここでいうと
ついつい安心して後回しにしてしまう
家族との時間を確保する
てのは忘れないようにしたい

情緒

メンタル面

  • 趣味を持つ

  • 趣味を語る仲間を持つ

  • 感動する(小説映画ドラマ音楽など)

  • 笑う(バラエティなど)

  • ワクワクする(スポーツ観戦など)

  • 満足する(美味しいご飯など)

  • リラックス習慣を作る(自然と触れるなど)

知性

  • 読む(本、ニュース、ブログなど)

  • 見る(YouTube、テレビなど)

  • 聞く(講演会や食事)

  • 旅行する

  • インプットしたものは必ずアウトプットする(書く、話す、動く)

  • スキルアップの間を確保する

まとめ

肉体、(暮らし)、精神、情緒、社会、知性
それぞれを研ぐための
自分なりの習慣を見直してみてはいかがでしょうか

7つの習慣の紹介はとりあえずここまでです

ここまで読んていただきありがとうございます

【ビジネス書】『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史健

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『嫌われる勇気』
岸見一郎 古賀史健


対話形式で"わかりやすいアドラー心理学の入門書"

2013年に出版され話題になり
2017年にドラマ化もした本


アドラーは日本ではあまり知られていなかったが
ユング、フロイトと並ぶ三大巨頭の一人
この本で今では知っている人も増えてきている


哲人と青年の対話で構成されていて
疑問に思う、信じられないことなどは
青年が質問してくれるという構成がわかりやすい


ただ対話形式ならわかりやすいってわけでもなくて
他の人が疑問に思うであろうことを分析した上で
書かれているというのがわかりやすさの秘訣


この本の中でも触れられているが
『7つの習慣』に通じる内容も多い


特に第一の習慣である「主体的である」と
全体の構成としての自立からの相互依存
という流れはほぼ同じ


実際の生きた順番からすれば
アドラーの影響をコーヴィーさんが
受けていたということになるだろう

『7つの習慣』の方がより行動などが具体的なので
合わせて読むことで両方の理解が深まって良い

テーマは大きく4つ

・目的論と原因論


・課題の分離


・人生のタスク


・幸せ=貢献



一つずつ紹介してく



目的論と原因論


アドラー心理学では
人が今現在置かれている状況というのは
不満に思っているとしても

過去からつながる何かしらの原因があるのではなく
ある目的のために自分で選んだものである

という これが原因論ではなく目的論



ここはちょっと厳しい内容ではあるし 具体例は本書の中の物を読むのが良いと思うのだが



「何かができない」って時は
環境とか能力のせい
ましてや他の誰かのせいではなく

そういう現状を変える勇気がないから
言い訳をしているだけ

「リスクをとることを避ける」 という目的のために
言い訳として原因を作り上げているだけ


という話

まあざっくりすぎるまとめ方をすれば
言い訳するな!
てことなんだけど
本読めばもうちょっと深く知れる



課題の分離

7つの習慣の言葉で言うと

「関心の輪ではなく
影響の輪に集中せよ」

自分が影響を与えられない
自分ではどうしようもないことを気にしても
何もいいことはない

例えば劣等感

われわれを苦しめる劣等感は「客観的な事実」ではなく、「主観的な解釈」

別に劣等感を感じることが悪いわけではない

劣等感を成長の促進剤として使えるなら素晴らしい

ただ劣等感を感じたとしても相手が何か変わることはないし
ましてや劣等感を言い訳にして行動をしない理由にしても
何もいいことはない


では自分が影響を与えられることは何かというと
やはり自分の行動

そうなってくると結局比較する相手は他人ではなく
理想の自分になる


他人と比較するのではなく
理想の自分と比較する
あるいは今日の自分に注目する

行動した結果変わった自分に着目する
こんなことができるようになって理想の自分に近づいた
今日はこんないいことがあった


こう思えるようになれば
ずいぶんメンタルは楽になるだろう

だらっとした1日を過ごしたとしても
その日あったいいことい注目してみるといい
そんなにストイックになる必要もない


人に好かれるかどうかとかも
最終的には相手の気持ちの話なので
自分でどうにかできる事ではない


相手の気持ちを直接変える事はできない
だからその相手に対してイライラしたりするのではなく
自分のできることに注目する


満員電車にイライラしている人とかもそう
というかイライラってのはだいたいそういう感じかな
文句を言ったり誰かのせいにするのではなく
その中で自分ができる事は何なのか?
てことを問う習慣が大切

他人や
自分では影響の与えられない何か
を気にするのではなく
今日1日の良かった事
あるいは理想の自分に近づいた自分に注目する

これは結構自分が日頃から意識している事


人生のタスク

人生の悩みは、すべて対人関係の悩みである

こう説くアドラー心理学では 競争ではなく人々は仲間であると思うために
対人関係を「人生のタスク」呼び
以下の3つに分けている

  • 仕事のタスク

  • 交友のタスク

  • 愛のタスク

正直なぜタスクっていう言葉を使ったのか不明だし
分類してだから何?
てなる面もあるのだが

なんとなく質の違うものとして認識しておくことは
いいことかもしれないので
一つ目の仕事のタスク(対人関係)から見ていく

距離と深さという観点から考えると仕事の対人関係はもっともハードルが低いといめます。仕事の対人関係は、成果というわかりやすい共通の目標があるので、少しくらいは気が合わなくても協力できるし、協力せざるをえないところがあります。

一番ハードルが低いとはいえ
確かに仕事での悩みはほぼ全部人間関係だよな
と思う


次に交友のタスク

仕事のような強制力が働かないだけに、踏み出すのも深めるのもむずかしい関係になります。

交友のタスクはかなり広いけどこんな感じ
友人との人間関係


で最後に愛のタスク

ここは2つの段階に分かれると考えてください。ひとつは、いわゆる恋愛関係ですね。そしてもうひとつが家族との関係、特に親子関係になります。

親子と恋愛は距離も近く、関係も深いので難しい


そしてそれぞれのタスクから逃げてはいけない
と繋がっていく


この交友関係において大切なのが
縦ではなく横のつながりにすること

アドラー心理学ではあらゆる「縦の関係」を否定し、すべての対人関係を「横の関係」にすることを提唱しています。

そのための行動や心構えがいろいろ紹介されているのが
そのうち一部にふれておく


すぐに同意はできないが
「褒める」は評価のニュアンンスが入っているので
横の関係を築くには適さないとして
禁止されている

褒める代わりに
感謝や尊敬、喜びが出てくるのが
横の関係らしい


「他者の期待を満たすために生きるわけでははない」

相手がどう動く、どう評価するかは置いておいて
「相手を無条件に信頼し、自分の信じる最善を選ぶ」

これには概ね同意


他者の評価を気にしないという意味で
承認欲求も否定している

共同体感覚とかいう言葉も出てくるのだが省略


あらゆる関係を横の関係にして
他者を信頼する

仕事・交友・愛のそれぞれで
考え方は多少違ってくる

てのがここの内容


幸せ=貢献

「幸福とは、貢献感である」。それが幸福の定義です。

ここでちょっとポイントが
「貢献」ではなく「貢献”感”」だということ

つまり「わたしは誰かの役に立っている」と実感できていればいい
それを他者に承認してもらう必要はない

結局実感するためには
「ありがとう」などの言葉が必要にはなってくると思うのだが
(最近自分も挨拶と「ありがとう」が人間関係の全てなんじゃないのか
とか思い出している)
極論言うと貢献していると思い込めばいい
いわゆる自己満足でもいい

これにも概ね同意


アドラーは「一般的な人生の意味はない」と語ったあと、こう続けていまう。「人生の意味は、あなたが自分自身に与えるものだ」と。

自分はどういう貢献がしたいか
どいういう貢献ができるか
どういう時に貢献できたと感じるか
これを考えると
自分の人生の意味が見えてくる

ということで
人生のタスクの内容とも合わせて

他人からの評価や承認を気にするのではなく

貢献感を感じられるように生きる

これがアドラー流の幸福な生き方

まとめ

  • 言い訳禁止!責任転嫁しない!

  • 関心の輪ではなく影響の輪に集中する

  • 悩みは全て人間関係 他人の評価や承認のために生きるのではなく他者を無条件で信頼し横の関係を築く

  • 「貢献感」を感じる人生が幸福な生き方

全ての人間関係を横の関係にする

他者の目や承認を気にせず
貢献感を得るために生きる

これはともすると自己中心的な生き方と
混同してしまいそうになります
本文でも青年がなんども言っていました

その混同には注意しつつ
アドラー流の生き方を (7つの習慣的生き方を)
歩んでいこうと思います

仕事では社会や社内の人取引先
プライベートでは友人 そして家族

それぞれに対して
できる貢献をしていく

とりあえずこれが自分のToDo

長文読んでいただきありがとうございました

【ビジネス書】『お金2.0』佐藤航陽

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『お金2.0』
佐藤航陽


素晴らしい”現代のお金”の教科書

社会と技術の進化によって
「お金」に対する考え方が
劇的に変わってきている


そんな時代の中で
我々はなにを大切にし
どう行動したらいいのか

正しく「お金」の正体を捉えることで
そのヒントを得ることができる

そんな一冊


オススメ度は5.0!

誰にでもオススメできる

箕輪さん編集の安定のわかりやすさだ!




この本を書いた目的は、「お金や経済とは何なのか?」、の正体を多くの方に理解してほしい、そして理解した上で使いこなし、目の前のお金の問題を解決してほしいということです。


テーマは大きく2つ

・「お金」のコモディティ化とは何か


・「価値主義」とは何か

テクノロジーと社会の進歩によって
お金のコモディティ化が進み
価値判断の基準が変わってきている

そうなるとお金やモノといった
「資本」が重視されていた社会から


数値化が難しい別のものに「価値」 が見出されるようになる


それはどんな「価値」なのか
求められる「価値」が変わった社会で
我々はどのように生きていったら良いのか

そういったことについて見ていく



「お金」のコモディティ化とは何か

あらゆる人が多くの情報にアクセスするようになった現代
その結果今起きている最大の変化の一つが


「中央集権化」から「分散化」

へのパラダイムシフト



もうちょっと簡単に言うと
一箇所に必要なものを全て集めて
その「大きな1」が 「多」に対して
均質に素早く処理する 時代から

多様な個から
多様なサービスを多様な個へ
届けるという時代への変化


UberやAirbnbに代表される
シェアリングエコノミーもこの分散型の時代を反映したサービスだし
ブロックチェーンは分散型台帳技術と呼ばれる技術

様々なものを中央集権化することで発展してきた近代が
このように分散化していくということは
とてつもなく大きな変化の一つなのだ


「分散化」は現代を見る時の覚えておきたいキーワードの一つだ



分散化が進んでいくとどうなるかについて
著者は以下のように述べている

分散化が進んでいくと情報やものの仲介だけでは価値を発揮できず、独自に価値を発揮する経済システムそのものを作ることができる存在が大きな力を持つようになっていきます。



情報やものに偏りがあった時代はその仲介が価値となったが
それでは価値にならないというわけだ


だからこそシステムそのものを作る必要がある
プラットフォームビジネスというのもこの一つであるだろう


それに加えて
テクノロジーによって進む


「自動化」


IoT・AI・ブロックチェーンが絡み合うと、このように勝手に回り続ける経済圏を作ることができ、従来のビジネス構造を根本的に変えてしまう破壊力があります。


今まで中央集権型だったわけは
それが一番効率的だったから


情報の偏りもなくなり
テクノロジーが進歩し自動化できることが増えた結果
分散化が実現できるようになってきている


様々なものが分散化されていく中で
お金も分散化される

国、銀行が一括管理していたお金も
ブロックチェーンという技術を使えば
仮想通貨という形で
誰でも発行ができるようになった
お金が今ほど貴重なものと考えられなくなる



これが「お金のコモディティ化」だ このようにお金がコモディティ化されると

先ほどに戻るが結果としては

どのように経済圏を作って回していくかというノウハウこそが重要な時代に変わっていくと考えています。




「価値主義」とは何か

今起きていることは、お金が価値を媒介する唯一の手段であったという「独占」が終わりつつあるということです。価値を保存・交換・測定する手段は私たちがいつも使っているお金である必要はなくなっています。


例えば企業の資産としてお金以上に
「人材」と「データ」の価値が高まっている

「人材」を集めるために
企業の「ミッション」が重要になり

「データ」をもらうためなら
「無料」でサービスを提供する


ではそもそも価値とは何なのか
この本では3つに分類されています

  1. 有用性としての価値

  2. 内面的な価値

  3. 社会的な価値



<有用性としての価値>
これに関しては改めて言うまでもないだろう
今まで重視されてきた価値だ


現実世界で役にたつものや
生活必需品に関係する価値

しかし、ものが行き渡って豊かになった世の中では
この価値が下がってきている

変わりに価値が上がってきているのが他の2つ



<内面的な価値>

愛情・共感・興奮・好意・信頼など、実生活に役にたつわけではないけれど、その個人の内面にとってポジティブな効果を及ぼす時に、価値があるという表現を使います。

<社会的な価値>

個人ではなく社会全体の持続性を高めるような活動も私たちは価値があると表現します。



これら2つは「有用性」はないが
「価値」はある




人間にとって大切なのは
「貢献」「人間関係」 という話もあるが
まさにその2つである


いわゆる資本主義は有用性にかなりウエイトが置かれている状態
そしてその「有用性」という価値は「お金」で媒介されやすいものだった
「お金」で価値をやり取り資本主義では「有用性」という価値だけが
注目されていた


「価値」の媒介手段が増えて
「内面的な価値」「社会的な価値」にも
注目が集まるようになることを
著者は


「価値主義」

と呼んでいる

価値主義とは資本主義と全く違うパラダイムではなく、これまでの資本主義が認識できなかった領域もテクノロジーの力を使ってカバーする、資本主義の発展系と考えてもらった方がわかりやすいと思います。

内面的な価値をカバーできるというのは例えば
Twitterのフォロワー数のことであるが

それを全面的に信頼しているのではない



「注目」や「関心」が
「評価」や「信用」という概念に すり替わっていることがあることには
警鐘を鳴らしている



悪目立ちYouTuberは注目はされるだろうが信用はされていない
「信用」とお金の関係については
『革命のファンファーレ』西野亮廣
がGood

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「価値主義」で求められる人材の条件として
フェイスブックのザッカーバーグCEOのスピーチを引用している

 今日私が話したいのは、「自分の人生の目標(意義)を見つけるだけでは不十分だ」ということです。僕らの世代にとっての課題は、「”誰もが”人生の中で目的(意義)を持てる世界を創り出すこと」なのです。(中略)この社会を前に進めること、それが僕らの世代の課題です。新しい仕事を作るだけじゃなくて、新しい『目的』を創り出さなきゃいけない。



さすが成功者は言うことが違う

「自分の人生の目的を探す」のその先を見ちゃっている

これは著者の言葉だが

マズローの五段階欲求で言えば、最上級の自己実現の欲求のさらに先の欲求、社会全体の自己実現を助けたいという利他的な欲求が生まれてきてます。



で結局こういう時代にどういう人が求められているかというと
「好きなことに熱中していること」
ということになる

この世界で活躍するためには、他人に伝えられるほどの熱量を持って取り組めることを探すことが、実は最も近道だと言えます。(中略)その人でなければいけない、この人だからこそできる、といった独自性がそのまま価値につながりやすいです。

あくまで重要なのは自分自身と向きあった上で、自分の情熱を発見し、自らの価値を大事に育てていくことだと私は思っています。



そして最後に 人間が労働とお金から解放されるとどうなるか? これは個人的にも夢見ている世界の一つなので引用させてもらう

人間が労働とお金から解放されると、膨大に時間が空きます。そこではエンターテイメントが主要な産業になり、いかに精神的に充実させるかを追求していくことになるでしょう。ルネサンスのように、人間の創造性は精神的な充足を得るためにフル活用されて、VR/AR/MRなどのテクノロジーの発展とともに現代の私たちが想像もしないような様々な方向に精神は拡張していきます。

エンターテイメントは偉大 人の感情に訴える仕事につく人々を心から尊敬している
そしてエンターテイメントをさらに拡張させるテクノロジーもどうなるか楽しみだ!

まとめ

  • テクノロジーの進化によってあらゆるものが「中央集権」から「分散」へと変わってきている

  • お金もコモディティ化し「価値の媒介」の唯一の手段ではなくなった

  • 「有用性」だけでなく「内面的な価値」「社会的な価値」の重要性が高まっている

  • 「価値主義」では好きなことに熱中している人が求められる

これでも全然一部しか紹介できていませんが

「お金」にスポットを当てながら現代を見ることができる

素晴らしい本です

とりあえず自分は好きなことに熱中しようと思います!

長文読んでいただきありがとうございました

【ビジネス書】『7つの習慣』スティーブン・コヴィー part2

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『完訳 7つの習慣
人格主義の回復』

スティーブン・コヴィー  


全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。



原著が1990年に刊行され
世界中で大ヒットした名著

ちょっとずっしりしていて
読みきるのは大変だが
すべての人におすすめしたい


個人としてのあるべき姿
そして対人関係を重視したときのあるべき姿
が書かれている

part 1  第1ー3の習慣

part 2 第4ー6の習慣

part 3 第7の習慣


ということで今回は
第4-6の習慣の紹介

part1はこちら

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相互に信頼する

第4-6の習慣に入る前に
人間関係における信頼の話


第1の習慣の前に
自分を信頼することで
自立するという話をした

そして最終目標である 相互依存
にいくための相互の信頼の話になる  


<相互の信頼を築くには>

  • 相手を理解する

  • 小さなことを気遣う

  • 誠実である

  • 人の話を聞く

  • 謝る

  • 期待を明確にする

例えばこんなことが紹介されている

これらは常に行動として行うとして
その際の心構えで
第4-6の習慣



第4の習慣 Win-Winを考える

読んで字のごとく


Win-WInになるように考える
という話


ただこれは口でいうほど簡単ではない

自分が陥りやすそうなのはこれ
<Win(自分)ーLose(相手)>

比較、競争する社会で育ってきて
ついついWin-Loseを目指してしまいがち

Win-Loseがよくないことは誰でも
頭ではわかっているだろうからこれ以上
言う必要もないだろうが


比較、競争という価値観から抜け出し
多様性をうけいれて
良いか悪いという二元論から
抜け出すことが大切


あとはやっぱり自分を信頼している
自立していることも欠かせない要素
自分が信じれないと他人も信じれないし
見栄をはったり無理したり勝とうとしたりしてしまう


自分に対する信頼感
いい自信が余裕を生み出してくるのではないだろうか



次はこれ
ともすると日本人はこっちが多いのかも知れないが


<Lose(自分)-Win(相手)>

相手に合わせて
自分がおれておこうというスタンス
これももったいない


ちょっと大変かもしれないが
WIn-Winを目指したい



最後
<Lose-Lose>
お互いに自分の勝ちにこだわったり
お互いが妥協しあってしまうと陥ってしまう

どちらもよく起きそう
自由貿易の話で
みんなが得しようとすると
結果的にお互いすごく損する
みたいな話とか聞いたことがある



ということでどれも避けるべきで
Win-WInを目指さねばならないわけだが
Win-WInを目指すためのポイントは


  1. Win-Winというゴールの存在を信じる

  2. 自立する

  3. give-give-giveの精神をもつ

  4. 他人と比較しない

  5. Win-WinがだめならNo Dealという選択肢を持つ


の5つである


1に関して、良い悪い、勝ち負けの二元論に支配されていると
Win-Winというものの存在自体が受け入れられない


一見矛盾する2つのもの
両方を内包する高次な概念に

昇華するような考え方として
弁証法というものがある

国の発展も、科学の発展もこの
弁証法という視点で
発展をみれたりするのだが
この話はまたいつか


キリスト教などの一神教的な世界観だと
ついつい二元論に陥りがち
という話もある

日本のように八百万の神の国では
本来二元論ではない捉え方が得意なはず

いい意味でものの境界を曖昧にする
グレーな領域の存在を認める

これが大切


これに関しては
世界のさまざまなデータを分析し
人が陥りやすい思い込みを分析した
ファクトフルネスという本で
触れられている

落合陽一さんもアジア的価値観
として触れていた

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3のgive-give-giveという言葉が
最近のビジネス書で時々目にする印象

give & takeではなく give-give-give

「情けは人のためならず」 の現代風な言い方かな


見返りを求めないgive-give-giveが
結果的に大きな信頼となってかえってくる
という感覚


5もちょっと補足すると

やはり相手がWin-Winを目指してくれないと
どうしてもWin-Winにはたどり着かない

その場合は取引をしない
一旦保留する
そういう選択がベストということ


孫子の勝てない戦はしない
という考えにも通じるところがあるのかな


勝ち負け、良い悪いの
二元論で考えない


give-give-giveの精神


第5の習慣 まず理解に徹し、そして理解される 

これも読んで字のごとく

とにかく


まず理解に徹し



ここにつきる

信頼関係のための行動の
話を聞くというところ

Win-WInを考えれば
ここも自然に必要になってくるし

逆にこれができれば
Win-Loseにはなりづらい


理解に徹する
というときに

自分の視点から聞くのではない というのがポイント


自分の視点から聞いていると

「評価する」「助言する」
「探る」「解釈する」

返事をしてしまう

これはダメだというわけだ


これはほんと耳が痛い
自分は聞くのが本当に苦手...

心から耳を傾ける真の コミュニケーションに必要なのは

共感

共感とは


相手の目で物事を眺め、
相手の見ている世界をみること


これで理解に徹することができれば
あとは自分を理解してもらう
の段階だが

「理解してもらう」に関しては
アウトプット寄りの話なので
あんまり7つの習慣では触れられていない


ということで第5の習慣は


自分の視点ではなく
徹底的に相手の立場になって
共感してきいて理解する


ということ

第6の習慣 シナジーを作り出す

第4の習慣で

Win-Winを考えて

第5の習慣で

まず理解に徹し、そして理解される


が身につくに連れて手に入るご褒美が

シナジー

最近、多様性(ダイバーシティ)という言葉を聞く機会が
増えてきたが


均質な価値観の中ではなく
「多様な価値観の中で
Win-Winを考えて生まれる成果」が
シナジー


繰り返しになるが多様な他者
理解にまず徹することが大切


理解するというのは
受け入れる、寛容になる
ということよりも高次な考え


人々のニーズも多様化し
変化も激しく
多くのものが行き渡った社会において

ますます多様性のあるチームというものが求められている


それぞれが強みを発揮し弱点は補い合い
1+1を10にも100にもするような
チームというものが求められている

多様性を生かして
シナジーを生み出せるリーダーが求められているし


チームのメンバーとしても
尖った強みが求められている


チームやリーダーの話についてもいろいろな本で紹介されているが
とりあえずpart1でも紹介した本を紹介しておく

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シナジーを生み出せるリーダーシップ

チームの一員として活躍できる尖った強み

これが今も求められているスキルだ


まとめ

  • 相互依存のために相互信頼が欠かせない

  • 勝ち負けにとらわれずWin-WinかNo Dealを目指す

  • give-give-giveの精神で生きる

  • 人は皆違うことを理解し、相手に共感して理解する

  • 多様性からシナジーを生み出すリーダーシップを発揮する

  • チームの一員として活躍できる尖ったスキルが大切

これで
4~6の習慣まで終わりです

7つの習慣の目標相互依存に
これでたどり着けました

最後にpart3で

個人の価値を維持し高めるために身につけるべき
「人間を作っているの4つの側面を磨き続ける習慣」について紹介します

長文読んでいただきありがとうございました