本の海を泳ぐとぅーん

ー本の海を泳ぎ、しゃべって、動いて、泣くー

2018年度 お気に入り小説 ベスト3

2018年度 お気に入り小説ベスト3発表!!

 ※2018年度に自分が読んだ本てだけなので出版は古いです

 

 

『チョコレートコスモス』 恩田陸

 

『ハケンアニメ』 辻村深月

 

『harmony』 伊藤計劃

 

 この3冊

 

好きな本屋大賞作家の作品2冊に

SF1冊がランクイン

 

小説の感想はうまくかけないし

あらすじも、amazonのページので十分だけど

紹介できることを紹介してみる

 

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『チョコレートコスモス』 恩田陸

 

2017年 『蜜蜂と遠雷』で

史上初の 2度目の本屋大賞&本屋大賞直木賞同時受賞

を果たした恩田陸さんの2006年の作品(2012年に文庫化)

 

『蜜蜂と遠雷』も『チョコレートコスモス』もどちらも情景が思い浮かぶような文章が特に好きなポイント

 

『蜜蜂と遠雷』はピアノコンクールが舞台で、音が聞こえてきそうなくらいの文章

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唯一の欠点は分厚くて電車で読むと腕が筋肉痛になること

 

だったけど2019.4.10に待望の文庫化 を果たしたので

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紙じゃなくてもいい人ならKindleがいいね!

 

で話を戻して『チョコレートコスモス』

演劇がテーマで、天才演劇少女がでてくるわけだが

 

底が知れない演技力で周りを魅了していく主人公

自分も、文章読んでるだけなのに

何度鳥肌がたったか!

 

もうこれ以上、自分では表現できないのだが

ほんとにほんとに

素晴らしいショーを見たようなワクワクが味わえて

読了感もすばらしい小説

 

恩田陸さんの他の本としては

本屋大賞受賞作の『夜のピクニック』と

それ以外で『光の帝国』は読んだ

 

『夜のピクニック』もおすすめ

 

デビュー作の『6番目の小夜子』、と『ドミノ』

を次は読んでみようと思う

 

これら読み終わったら

恩田陸さん でまとめの記事を書く

『ハケンアニメ』 辻村深月

2018年『かがみの孤城』で本屋大賞を受賞した辻村深月さん

 

本屋大賞読みやすくてわかりやすくて好き

 

辻村深月さんの小説としては

本屋大賞にノミネートもされている『島は僕らと』

本屋大賞受賞した『かがみの孤城』

『スロウハイツの神様』

を読んだ

 

これらの中でも個人的に一番好きなのが『ハケンアニメ』

 

なんといっても出てくる人がとっても魅力的

 

アニメ業界の覇権をとるため

クリエイターやプロデューサー、絵描きさんや、聖地巡礼を企画する公務員の人など

 

アーティスト的な天才と、人間的な天才

それぞれが強み弱みがあって

互いを理解しあって助け合う

 

美しすぎる世界なのかもしれないけど

小説の中なんだからこれくらい美しい世界がいい!!

 

涙もろい自分は

電車の往復と、もう一回片道で泣いちゃった。。。

涙もろすぎる^^;

 

泣いた ってのはどうでもいいんだけど

素晴らしい人々の掛け合いに感動できる作品!

 

『harmony』 伊藤計劃

最後にちょっと雰囲気かえてSFの『harmony』

 

伊藤計劃さんは、『虐殺器官』と、この『harmony』の

2作の長編を残して早逝してしまったSF作家である

 

『虐殺器官』も素晴らしい作品で

本当に、もっとたくさんの作品を残してほしかったと思うばかりである

 

SFといっても、宇宙!!とかタイムスリップ!!みたいなハードSFとは違う

(別にハードSFをバカにしているわけではないぞ!『月は無慈悲な夜の女王』とか『2001年宇宙の旅』とか普通に好き!)

 

『harmony』では、人間の意識とはなにか?

ということを問うことがテーマとなっている

 

人間が意識をなくせば調和のとれたharmoniousな世界になるのだろうか??

 

一つのSF要素をいれることで、人間の本質を浮き彫りにしようとするような

そんな作品

 

以上

 

 

『harmony』も『虐殺器官』もアニメ映画化しているが

断然小説が好き!

 

まとめ

以上

 

2018年度、お気に入り小説でした!

 

 

『チョコレートコスモス』 恩田陸 

『ハケンアニメ』 辻村深月

『harmony』 伊藤計劃