2018年度 ビジネス書ベスト5 【中編】『LIFE SHIFT』『新・観光立国論』
2018年度に行動や考え方に影響を受けた本
ベスト5が
『アウトプット大全』樺沢紫苑
『年収一億円になる人の習慣』山下誠司
『メモの魔力』前田裕二
『LIFE SHIFT』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット
『新・観光立国論』デービッド・アトキンソン
後編では
『メモの魔力』前田裕二
『LIFE SHIFT』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット
『新・観光立国論』デービッド・アトキンソン
こちらの3作を紹介していく!
と思っていたが
『LIFE SHIFT』と『新・観光立国論』で
2000文字いってしまたので
メモの魔力は別記事でたっぷり紹介することとする
てことでこれは【中編】
前編はこちら
『LIFE SHIFT』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット
"人生100年時代"という言葉で、2017年の流行語大賞にノミネートもされた
この『LIFE SHIFT』
今の傾向だと、そう遠くない未来に平均寿命が100年という時代がやってくる
もしそうなったらどうなるか?
65歳から老後だとすると
老後以外:老後 = 65:35
となる
人生の半分以上が老後である
労働している期間が20-65とすると
労働期間:老後期間 = 45:35
もう労働期間に、半分くらい貯金しろってことかな?
くらいである
ということで
お金がたりなくなる!
が、人生100年時代における問題!!
じゃない
もちろんお金のことも気にする必要がある
でもそれだけじゃたりない
この量の変化は、質の違いに転化している
まあそもそも平均寿命がのびるけど健康寿命はのびないのか?
というとそんなことはなく健康寿命も延びる
というのがこの本ではいわれている
ということでそもそも65から老後
というのが間違っている
これでもまだ量の話
質が変わる というのはどういうことかというと
教育→労働→引退
という3ステップの人生ではなく、
マルチステージの人生になり、
誰もが移行を経験する
ということだ
そんな人生において、大切なのは
マルチステージを前提として資産を築くということだ
資産とは、お金のような有形な資産だけではない
スキルや人脈、知識、柔軟性といった無形の資産が重要になる
長寿化によって、いろいろな移行、変化を経験していくにあたって
変化が多いからこそ、「自分がどういう人間なのか」という
変わらないものも重要になる
他にも 人生100年時代 を迎えるにあたって
生きていく上での心構え、行動など
とにかく参考になるものがとても多かった
自分は75くらいまで働くことを考えて
そこまで健康に生きようと思うし
労働 という1フェーズだけでなく
何度も移行を経験したいと思うし
75歳移行の人生も充実させられるようにいまのうちから
いろいろな資産を築いていこうと思う
『新・観光立国論』デービッド・アトキンソン
- 一億人以上の人口で先進国なのは日本とアメリカだけで、人口5000万人の国ではGDP は平均に収束していく
- 観光大国の条件は「自然」「気候」「食事」「文化」
- 日本の特徴はいろいろな国のものを取り入れたアレンジではなく、古い文化を残しながら新しい文化をとりいれること
- 治安、気配り、マナーは、観光客が求めているものではない
- 日本は、大量を均質にさばく観光モデルが基本になってしまっていて、VIPがお金を使える場所がない
などなど「観光」を通して
日本と世界を見比べることで、
その違いが色々見えてくる
たしかに先日、
ロンドン、パリを観光したときに
「歴史」や「文化」に関するものが多く
多言語対応のガイドが充実しているなと感じた
一方、数年前に行ったアメリカでは、
ニューヨークやラスベガスといった街で
ゴチャゴチャしたかんじの雰囲気で
多様性という意味で、アメリカの文化を
感じることができたが
特に印象に残っているのは
グランドキャニオンやナイアガラの滝
といった「自然」であった
その圧倒的なスケールは
日本では到底体験できないなと感じた
さて、これに対して日本はどうか?
「文化」で見れば、日本は海外の影響を受けて入るが、島国として、独自の文化を築いてきていて、その歴史も十分に長い
「食」でみても、日本食というものは誇れる文化だろう
昔ながらの、和食に加えて、ラーメンもあるし
安くて色々なメニューが頼める、ファミレス、という形態も、ヨーロッパやアメリカではあまりないように思う
「気候」はちょっと自分の中で落とし込めてないが
「自然」にしたって
周りに山がない中で、ひとつ、
堂々とそびえる マウントフジ!
が、東京からすぐの位置にある
わかりやすく思いつくものだけあげたが
本書の中では他にもいろいろとりあげられていた
改めて、日本とはどういう国か?
を見直すきっかけとなる
良い本だった
観光業という産業の重要性もわかるので
最近、ニュースで観光客数の話題がよくでてくる理由などもわかった
『新・観光立国論』『LIFE SHIFT』では
日本という国、100年という人生
を捉え直すことができる良い本だった
それでは最後
『メモの魔力』へつづく!